手術当日

2018/07/06

手術当日です。
朝は窓際なのでやたら早く目が覚めました。
朝イチで浣腸。やっぱ苦手だわー、あんまり効いてないんじゃないの?なんて軽く思ってましたが、このことが術後の悲劇を生みます。

9時くらいから手術なので、8時過ぎには手術着に着替えてくださいねー、と指示。
手術着を着ると急に緊張感が…!
時間がきたので両親と先生と手術室のある階へ徒歩で移動。手術室の前で両親と別れました。
よく見るストレッチャーではないのだなあ、としみじみ。
手術室はいくつもあり、各部屋に行く前に名前や手術部位の確認がありました。確かに取り違えたら大変だ。

手術台は温かく、横になると暖かさに包まれるので緊張感が少しほぐれました。
さていよいよ緊張の麻酔です。
硬膜外麻酔というものらしく、背中に刺します。
私は痛みに弱いです。
が、痛みに弱い私でも大丈夫なくらいの痛みでした。
その前の手の甲への点滴の方が痛かった気がする…
全身麻酔の方は数秒しか記憶にありません。
おお、酸素マスクだ!と思った何秒か後には意識が途切れました。

次に覚えているのは、
聞こえますかー?
みたいな声。返事をしたようなしてないような。
私はとにかく手術がどのくらい時間がかかったのかが知りたかったので、すぐに時間を聞いたのだけは覚えています。
事前の説明で、もし手術できないくらいの状態の場合は予定より早く終わる、と聞かされていたためです。
それがとにかく怖かった…
幸いなことに予定通り、6時間半ほどで終わったようで、そこからの記憶がまた曖昧になりました。

気がついたら自分の部屋に戻っており、
酸素マスクはついてるし、指先にモニター、膝下には血栓予防のためのエアマッサージャーがプシューッ、と音を立てておりました。
手術のあとなのに普通に部屋に帰されるんだなあ、と驚いたのを覚えています。

あと、すごく寒かった。寒い寒いと騒いでいたら布団を、二枚かけてくださったらしく、感覚が普通に戻った後は暑くて仕方がなかったです。

今回初めて知りましたが、全身麻酔の時は呼吸が止まるんですね。手術中の呼吸は機械にお任せしていたので喉も乾燥して声がガラガラ。喉が渇いていましたが、飲食禁止なので、うがいだけさせてもらえました。

なかなか血圧が上がらないわね、と言われたのは覚えていますが、ずーっとうとうとしているような状態だった気がします。

今までの人生で一番長い夜でした。

少しうとうとすると、痛みを伴いながらのお腹の中の収まりが悪い感覚で目が覚める。グルグルぐるぐる痛い。どこが痛いのかはよく分かんないけどとにかくなんだか痛い。
ただ、痛みがあるとはいえ、硬膜外麻酔が効いていたのでその程度で済んでいたのでしょう。手元には硬膜外麻酔の追加スイッチがあり、いつでも押せるので、カチカチ押しながらウトウト、を何度も何度も繰り返してようやく朝がきました。

そして術後の大事件。
朝の浣腸が術後になって本領を発揮!遅い、遅すぎる笑。
一晩中お腹がゴロゴログルグルしていて痛くて悲しかった…もう30歳なのにオムツのお世話になりました。
起き上がれない、動けないわたしにはその選択肢しかなかったのです涙。看護師さん本当にありがとう。
ただ、そのおかげで?腸閉塞の心配は全くなかったのかもしれません。