なつやすみ

 

2022/08/28

 

片想いというバンドがとても好きです。

見に行くといつも元気が出る。

人生においてこんな瞬間があるなら、どこまでも行けそうな気がします。

 

ダンスなんてとてもじゃないけど踊れないわたしが思わず踊り出す、それが片想いという音楽!手をあげたくなる不思議…なんの作用なのだろうか。

 

初めて演奏を見たのは渋谷WWW

なんでまたあんなコアなのを見に行ったのか今となっては疑問しかありませんが、三田村菅打団?とのツーマンでした。

 

初めて見に行ったし、WWWのあの三段階に分かれたフロアのちょっと上の方から、めちゃくちゃ盛り上がってる様子を眺めて、すごくすごく楽しくて、夢みたいな時間だったのを、昨日まですっかり忘れてました。(正確に言うと、あの日見て1番インパクトがあったのが最前列で踊り狂う1人の観客の方で、彼のイメージが強すぎてライヴの記憶がすっぽ抜けていた、ライブはもちろんとてもとても楽しかった)

 

仕事柄、ライブに毎回足を運ぶことはなかなか難しかったのですが、日曜にライブ!日曜にライブ!!!!!!と強く念じ続けたおかげで、その後も何度か見に行くことはできました。

 

リキッドルームでやってた謎の日本酒イベントとか、実家寄るついでに名古屋の徳三とか、江ノ島オッパーラにも行った気がする、、、旧グッゲンハイム邸での両想い菅打団とか、キネマ倶楽部も行けて嬉しかったな。

 

毎回のライブが今思い返しても楽しくて夢のような時間なんだよなあ。ひとりでも、友達とでも、いつだって楽しくて、このまま終わらないで欲しい〜!!!と言う気持ちで満たされてしまう、そんなライブは他に知りません。音が鳴るってこんなに素晴らしいんだねえ、としみじみしてしまうんです。

 

だから、いつもライブに行くと泣くような曲じゃないのに涙が止まらなくなるので、タオルは必須です。そして振り回す。

 

私が大好きな菅によせて、という曲を聞けて、それが相変わらず大好きだったな。昨日の気持ちをスルメみたいにじわじわと引きずって生きていこうと思います、5年くらいは引きずれそう!!!

 

昨日のハイライトは全部、全部の瞬間が素晴らしかったんです。動画があったら毎秒毎秒コメント入れられる自信があるよ。心のカメラはシャッターを押し続けていたよ。

 

向かう途中のゴンドラから見える曇り空の東京の街の景色や、開演前に急いで乾杯したプラスチックカップのビール、開演早々クライマックス感のあるニカさんの登場&歌声&三田村菅打団?の熱量を浴びる音量!!!キネンジローはいつ聞いても心躍り出す名曲だし、ニカさんはひとりなのにひとりじゃないみたいな不思議な歌声のステージだし、片想いは相変わらず最高かよ〜、とひとりジタバタするくらい楽しく、、、両想い菅打団!はずっとフィナーレの大団円、帰りの夕暮れに浮かぶゴンドラとか、乗り換えの明大前で坂本裕二の話になったりとか、下北沢のカレー屋さんが美味しかったりとか、そのまま友人宅にお邪魔して、食べようと思って買ったアイスを食べ忘れたりとか、泣きながら坂本裕二の映画を最後まで見て帰ったりとか、、、こんなに楽しいことを一日で経験してもいいのだろうか?という、三日間くらい旅行に行ってきたような情報量で、昨日のことなのにもしかしてあれは夢だったのでは…?と思ってしまうくらいに素敵な一日でした。こどもの夏休みみたいなそんな一日。

 

 

 

 

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