抗がん剤1クール目

2018/08/14

いよいよ抗がん剤スタートです。
私はTC療法と呼ばれる抗がん剤の種類。
プラチナ。なんだか強そうな感じ!
初日の場合の主な副作用は
アレルギー反応
吐き気嘔吐
関節痛筋肉痛
末梢神経障害(しびれ)
だそうです。さてさて、どんな感じになるのかしら。

13日に入院して、採血検査、点滴のルート取りを済ませ、夕方から輸液を点滴開始。一晩中点滴してました。
13日はおとなしく早々に就寝。

14日の朝
まずは…
①抗アレルギー薬
②吐き気止め
を点滴し、追加で抗アレルギー薬と吐き気どめの薬を飲んでからいよいよ本番の抗がん剤が始まりました。

③パクリタキセル
点滴する前に熱を測ったら37.0℃。あらまあ。
昨日は36.6℃だったので、微熱…?
薬が入ると独特の感覚がするんだろうか、と怯えていましたが、特に何も感じませんでした。
抗がん剤の点滴中は医療ドラマでよく見る心電図のモニターがつくので、体の周りが管だらけ。指先につけるやつ(パルスオキシメータとかいう大層な名前のついた洗濯ばさみ)がどうも鬱陶しくて苦手。
トイレに行くときはいちいちモニター外さないといけないのでなんだか申し訳ない…自ら水分を大量に摂取したわけではないのですが、トイレが近かった気がします。
この薬が3時間くらいかかるやつで、だんだんと眠くなっていきました。

結果的には眠気と暑さを感じたくらいです。

④カルボプラチン
こちらの薬は一時間ほどで終わり〜
熱が下がらないのでアイスノンを投入!
なんだか楽になってぐっすりと夢の中へ。
終わったのに気がつかないくらいの熟睡。

⑤なんだっけか。
残った抗がん剤を流してそのまま輸液も投入。
終わったのが18時過ぎでした。

初回の感想
・点滴は上手な人にしてもらいたいな…
・点滴の機械はしょっちゅうエラー音が鳴る。
・点滴刺さってる方は極力動かさない。
・トイレに行きたいナースコールは早めに押す。
・軽いしびれ、軽い胃のむかつきあり。

明日以降の副作用が軽いことを願うばかりです。

余談ですが、病院のロマンチック花柄布団カバーをみた父親と上の姉に、花柄好きの母が持って来たものなの?と、同じことをそれぞれ聞いてきたのには笑ってしまいました。(※我が家の布製品には花柄が溢れています。ソファ、シーツ、枕カバー、などなど!)

カメラを止めるな!

2018/08/12

いよいよ明日から入院!
年内に終わらせたいなあ。がんばれ私の体。

今日は昼から友人とご飯を食べて、映画を観て、満たされた1日を過ごしました◡̈

池袋にある中国茶館。
度々友人たちと訪れていましたが、今回は久々。
相変わらず美味しいウーロンゼリー。
食べすぎて苦しくなるのが毎回のお約束でした。

食事の途中から、高校野球の試合に釘付け。
星稜 対 済美
やたら胸熱な展開で、どちらも応援したくなるとても素敵な試合でした◡̈
映画館に移動するときもずっと中継を見てしまうくらい、目を離せなかった!一生懸命頑張っている人の姿を見るのは、今の私にとってすごく勇気付けられる!

そして話題のカメラを止めるな!を鑑賞。
周りの人が口を揃えて面白かった!観るべき!というので、期待しながらもあまり期待せずに観にいきましたが、すごく面白かった。

映画を観てもあまりグッとこない、むしろほとんど映画観ない人間ですが、あれはよかった、、、!早くもう一度観に行きたいので、副作用にはおとなしくしていただかないと。

大人数でワイワイご飯を食べ、スポーツの一球一打に一喜一憂して、素晴らしい映画で締めくくり。

なんていい1日でしょう!◡̈

銀山平へ

2018/08/05

行きたい場所に行ってきました。
ここ数年は忙しさを理由に足を運ぶことがなかった場所。
病気になって、自分が誰に会いたいのか、どこに行きたいのかを改めて考えた時にふと心に浮かんだのがこの場所でした。

学生時代に、サークル以外で唯一友達ができた授業がありました。不真面目学生だったので主にサークルで遊んでいました。キャンプに行くと単位が貰えるという、(というだけではなく、ちゃんと学びの時間もありますが)魅力的な!授業でした。

星空を見たり、山に登ったり、橋から川に飛び込んだり、
アブに刺されたり!あまりスポーツは得意ではない私でもすごく楽しめるぎゅっと濃い数日間でした。その授業に全面協力している宿が新潟県銀山平にあり、その授業が終わってからも授業で出会った友人たちと訪ねていた場所でした。ご飯が美味しくて、何より人が優しい。
10年ほど前の授業当時、小学生だった宿の娘さんが母校の後輩になったときはとっても嬉しかった!


(4年ほど前。さも自分が釣ったように持っていますが、字を書かせてもらっただけです笑)

病気になってから、会いたい人には大体会えました。
そんな時にふと思い出したのがここでした。
友人に連れて行ってもらったのですが、夏休み時期ということもあり、ちょうど授業と授業の隙間時間で、先生にも会えました。

束の間の学生気分へタイムスリップ。
昼は暑いけど夜は涼しく、
当時、若さ溢れる勢いのあった看板犬は10年近く歳を重ねてすっかり落ち着いていましたが、近寄るとちゃんと挨拶をしてくれる可愛い子でした◡̈
ご飯も相変わらずボリュームたっぷりで美味しい!
温泉は変わらずいいお湯。
手術してから入浴は控えていたのですが、久しぶりにゆっくり温泉に入って気持ちよく過ごせました。
雨予報でしたが、幸運なことに夜は星空も広がっていてとても美しかった。
夜ご飯を食べてから入り口すぐの囲炉裏を囲んで談笑。
アイラ島ウイスキーがとても好みの味でした。

もう少し元気があれば遊びに行けたのになー。
ただひたすらのんびりする、24時間の滞在となりましたが、すごくいい時間でした。

これで来週からの抗がん剤治療も乗り切れそう、と思える旅になりました◡̈


看板娘のお蕎麦、美味しかったー!
1枚目の写真の子が、大学生になりました◡̈

親知らず抜歯

2018/08/01

無理やりねじ込んでもらった親知らず抜歯。
先生がわざわざお休みなのに来てくださいました。。
本当に優しくて素敵!

右側の上下二本を抜きました。
麻酔が痛い!そんなところに針を!というところに何度も麻酔…
抜いてる時は痛くない。
歯ぐきを切ったり歯を削って割ったり頭をぐらぐら揺さぶられたりしましたが、麻酔のおかげで痛くありません。
30分くらいで二本抜けました。
が!
麻酔切れたときがピーク。
「あと一時間くらいで切れるからね」
先月手術乗り越えてますから♡と、舐めてかかってたんですが、最寄駅の地下鉄のホームで座り込んで地面を叩きつけたくなるくらいの痛みでした。
汗は止まらず、血の味のする唾液を飲み込むのが気持ち悪くてタオルを口に当てて、、、
顔面蒼白だったんでしょうね。
車内で周りに人が寄り付きませんでした笑。
間違いなくこの時が痛みのピーク。

鎮痛剤のおかげでそのあとはなんなくスムーズに。
もっと食事も食べられないかと思いましたが、
当日こそおかゆ、ゼリー、プリンの三本柱に頼りましたが、次の日からは硬いもの以外は問題なく食べられました。

夜、友人たちとネパールカレーを食べに行ったんですが、とても美味しかった!笑。(※辛さ控えめだった)
ほっぺたは思ったよりも腫れなかったなあ。


抗がん剤の治療が落ち着いたら左も抜くことになりました。やだなあ!

病理検査の結果

2018/07/31

手術から随分経ってようやく、病理検査の結果が出ました。長かったー。他の人のブログとか見てると、入院中に聞いている人もいたりして、まだかな、でも悪かったら聞きたくないな。と不安の中で過ごしていました。

術前のCTでリンパ節が炎症を起こしていると言われていたので、聞くのがとてもこわかった。。。
合格発表の前のような緊張感で待合室を過ごしました。

結果としては、転移がなかったこと。
ただし、明細胞癌と類内膜癌が合わさったようなタイプ。
明細胞癌は一般的に予後が悪いと言われている。。。

ということを先生から聞きました。

リンパ節、70個もとったのになんともなかったことに驚き、一安心しました。 母親と一緒に聴きに行ったんですが疑っていました笑。ですが、卵巣がんの中でも抗がん剤に耐性のあるタイプと書かれていた種類の癌だったため、不安半分で診察を終えました。

なるべく早く抗がん剤を始める、ということで、親知らずの抜歯を早めてもらって2週間後の8/13から抗がん剤治療のため入院することになりました。

抗がん剤の副作用をあれこれ聞き。
大したことないといいな、と思いながら、ひとまずは明日の抜歯に気持ちをシフト。
転移がなかったことへの驚きと脱力感でフラフラしながら帰宅…

むくみ

2018/07/29

もともとむくみに縁がなかったのですが、
手術でリンパ節を切除したのでどうやらむくみやすいみたいです。そう言われても、全く信じておらず、話半分に聞いてましたが、ほんとにむくみやすくなってるのね、としみじみ。

座りっぱなし、立ちっぱなしが長時間続くと、太ももの付け根が痛い!もともと下腹部から鼠蹊部にかけては、退院前からリンパ液がたまっている感覚。それが太ももの付け根の方まで降りてきました。押すと張っていてじんわり痛み。
慣れてくるとお腹の下の方にたまっている感覚がわかるようになりました。同じ姿勢が続くのはよくない!

最初見たときかなり焦りました。
リンパ浮腫になっては大変。
締め付けたほうがいいのか、締め付けないほうがいいのか。。いまだによく分かりませんが、寝るときに足を少し上げて眠ると次の日はスッキリしているのでひとまずはそれで乗り切ります◡̈

友人たちとご飯

2018/07/26

普段飲食店で月曜から土曜まで働いていると、学生時代の友人とゆっくり食事をする、ということがここ数年ではなかなか難しく、減りつつありました。

この日は学生時代のサークル、軽音楽部の仲間との食事でした。平日にごはんなんて、久しぶり過ぎて勝手がわからず!ご飯食べて締めのラーメンまで堪能。

会いたい人には会いたい!という気持ちが強まっていたので、久々に友人と食事することができたのがとても嬉しかった。のですが、さらに嬉しかった出来事がありました。

わたしは昔から子どもが欲しい、と強く思っていたわけではありませんでしたが、そのうちいつか、とうすぼんやりと考えていました。病気になって手術をして、自分が子どもを産めないという事実がこの先ずっと変わることがないのだと考えたときに、子を持つ人のことを、(それが知人でも知人でなくとも)いつか妬んだり、羨んだりしまうのではないかというのが心配でした。

そんな心配を一瞬にして吹き飛ばして消し去ってくれた友人の知らせのおかげで、なんだか心に余裕が生まれた気がします。とびきりの笑顔で知らせてくれた彼女の表情は優しくてキラキラしていて、、、思い出すだけで嬉しくて泣きそう!私の心の中で永久保存します笑


リア充というフレーズに憧れたあの頃。