黒柳徹子さん

2018/10/16

黒柳徹子さんのお芝居を観る機会がありました。

初めての生・徹子!

ライオンのあとで | PARCO STAGE

ライフワークとして続けてきた海外コメディシリーズのファイナル公演、ということでした。
2時間近くあるお芝居なので、観始めるまでは正直なところ、徹子さん大丈夫なのかしら、と思っていたのです。
たまにテレビでチラッと見かける限りでは、寄る年波には勝てないと言いますか、もう85歳だそうですし、いくら元気といっても限度があるかな、と思っていたのです。

上演中、年齢を感じる場面は確かに度々ありました。
でも、何かを一生懸命に追い続けたプロの姿勢というものを、まざまざと見せつけられたように思います。
そして、最後の最後まで鳴り止まぬ拍手に応じて、終わることのないカーテンコール。誰からも愛されるステキなチャーミングさと、すべてのものに対する大きな愛を感じました。

片足を切断してまで舞台に立ったというサラ・ベルナールと、そんな彼女を演じる、85歳で主演舞台に立つ徹子さんの姿がいつの間にか重なっていたように思います。

お芝居の最中、片足を切断した晩年のサラ・ベルナールの演出上、徹子さんも車椅子などに座っていることが殆どだったのですが、最後の最後に、すくっと立ち上がって朗々と台詞を話すシーンがあり、思わず、ぐっときてしまいました。

いいもの見た。