けもなれに寄せて

2018/12/13

昨日私の大好きなドラマが終わってしまいました。

獣になれない私たち|日本テレビ

『獣になれない私たち』

ドラマを最初から最後までちゃんと見たのは、
カルテット以来でした。

ガッキーかわいい!
(会社って、仕事って、つらい…)
松田龍平は相変わらずかっこよかった。足長いなあ。
そしてビール!美味しそうだった!!
挿入歌も韓流ドラマっぽくてよかった笑。
田中圭は安定のかませ犬だったけれど・・・

ドラマの中では5tapというクラフトビールのお店が、
ガッキーたちの心のオアシス?として描かれており、
そういう場所が私にもあるので
余計に共感&応援して見ていたのかもしれません。
私の場合はそこで知り合った人と付き合って、
結局サラッと別れてしまいました。
病気のことが完全に終わらない間にフラれ、
ある程度の時間を経て、
周りの人たちの言葉や優しさを浴び、色々な感情を経て、
今は、よい思い出として姿を変えてくれました。
私にとっては決していい思い出ばかりではありません笑。
ですが、これからも元気でいてほしいな、
と思えるまでに昇華しました。羽化!

病気を含めて、どれだけ悲しいことがあっても、
様々な形で助けになってくれる人がたくさんいることは素直にありがたかったし嬉しかったです。
直接じゃなくても、音楽でも、漫画でも、私は確かに救われていたと思っています。

『けもなれ』の場合では。
何より呉羽さん(菊地凜子)にわたしは救われました。
正確に言えば呉羽さんの旦那のたっちん(ずんの飯尾笑)か…笑

ドラマの中で呉羽さんは自由奔放なキャラクターだったんですが、とことん自分に正直で、多少の迷惑を周りにかけても、どこか彼女ならば仕方ないと許されてしまうような、そんなとてもチャーミングな女性でした。

婦人科の手術をして、子どもが産めなくなった呉羽さん。そんな呉羽さんを普通に受け止め、(頭の中に教会の鐘の音が鳴り響き笑、)プロポーズも受けるたっちんと、お互いを大切に思う2人の姿に私も救われました。

こうやって、ドラマを見るとか、世間や社会の大きな事件に比べればなんということもない些細な出来事でも、思わぬところでひとのこころは救われるものなのだなあとしみじみ。

そういえば、手術を受けた半年前、私を支えてくれていたのはこの曲でした。

星野源 - アイデア【Music Video】/ Gen Hoshino - IDEA - YouTube

手術直後、ひたすらに聴いていたのが、
星野源の『アイデア』。
曲としては変な?不思議な構成だけど、
色々あった今年を振り返りながら聴くと、
人生は意外とそんなものよね、なんて思ったりもします。
嬉しい気持ちも悲しい気持ちも私のもの。
それまでも、そのあとも、終わる日までは続いていく日々なのだから、昨日と今日が大きく変わってもいいし、変わらない日々もまた素敵だと思います。
今日も萎れずにいられるのも、
萎れてもそのうち忘れて立ち直れていられるのも、
周りにいる人たちのおかげでもあり、
この曲のおかげでもあるのです◡̈

そんなわけで、
けもなれは終わってしまいましたが、
いつどこで私の頭の中で鐘がなるのかは、
これからのお楽しみということにして、
日々とぎゅっとハグしながら付き合っていけたらな、
なんてことを考えています。
というわけで、
昨日から5クール目の抗がん剤入院スタートです。
いよいよあと2回!
無事に終わりますように。



(治療が終わったら、これを飲みたい♡)